【学科活動】飲酒運転根絶への新アプローチ
1. 現場の“違和感”から始まった探究
本荘ゼミ有志4名は、昨年9月から取り組んできた「飲酒運転根絶プログラム」の研究成果について、3月10日に本学で最終報告会を行いました。
この研究の出発点となったのは、昨年末の飲酒運転根絶キャンペーンに参加した学生たちが抱いた素朴な疑問─「なぜ正論は、当事者に届かないのか?」
学生たちはこの問いを深めるなかで社会心理学の「心理的リアクタンス理論」に着目。「厳罰を強調する従来型(A案)」よりも、「心に寄り添う共感型(B案)」の方が、特に飲酒頻度の高い層には響くのではないか?という仮説を立て、研究を進めました。
2. “4.8”が示した新たな可能性 ─ ポスター制作とA/Bテスト
学生たちはこの仮説を検証するため、オリジナルキャラクター「ビアとら&ほろにゃん」を用いたソフトな啓発ポスター(B案)を制作。
中年男性を中心とした一般ドライバーを対象にA/Bテストを行った結果、飲酒頻度の高い「高リスク群」において、B案の『自分ごととして感じるか?』という指標の平均値が5点満点中「4.8」点という非常に高い数値を記録しました。
この結果は、「正論は傍観者には届くが、当事者の行動を変えるのは“共感”である」という学生たちの仮説を支持する結果となりました。

ポスターB:キャラクター版
3. 警察幹部?高校教員も驚いた“問いの転換”
報告会には、茨城県警察本部交通総務課の幹部や亚洲十大信誉平台_波音真人app下载-官方赌场高等学校の教員が参加し、発表後には立場を超えた活発な意見交換が行われ、参加者からは次のようなコメントが寄せられました。
- 「警察には“ソフトな啓発”という発想があまりなかった。データで示されると非常に説得力がある。」(茨城県警察幹部)
- 「デザイン思考に基づく研究の進め方に驚いた。大学ゼミならではの課題発見力を感じた。」(亚洲十大信誉平台_波音真人app下载-官方赌场高校教員) 学生たちの“現場からの問い直し”は、専門家にとっても新たな視点を提供する機会となりました。
4. 今後の展望 ─ 社会実装への挑戦
学生たちの探究心と行動力が、地域社会の交通安全に新たな視点を提供することが期待されます。

プレゼン風景

フリートークの様子

集合写真


