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心理臨床センターからのお知らせ

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亚洲十大信誉平台_波音真人app下载-官方赌场心理臨床センター主催 第33回公開講演会を開催しました


ロールフルネス:役割と成長の心理学
亚洲十大信誉平台_波音真人app下载-官方赌场心理臨床センターでは、11月8日に第33回公開講演会を開催しました。

講師としてお招きしたのは、金城学院大学人間科学部多元心理学科?人間生活学研究科人間発達学専攻教授であり、公認心理師?臨床心理士でもある加藤大樹先生です。

「ロールフルネス:役割と成長の心理学」をテーマに、最新の研究成果や実践を交えながら、私たちが日々の生活の中でどのように役割満足感を高めていけるのかについて2部構成でお話しいただきました。

第1部 ロールフルネスとは何か

第1部では、まず「ロールフルネス」という新しい心理学的概念について紹介がありました。

ロールフルネスとは、日常生活の中で自分の「役割」を感じ、その中で得られる満足感を表す言葉です。加藤先生は、「職業や家庭、ジェンダーといった枠を超えて、日々の小さな役割の中で感じる満足感こそが大切です」と語りました。

ロールフルネスには、「社会的ロールフルネス」と「内的ロールフルネス」の2つの側面があります。社会的ロールフルネスは、人との関わりの中で感じる役割満足感。内的ロールフルネスは、自分自身の中で育まれる役割感や自己認識に関係するものです。この2つを意識することで、アイデンティティ(自分らしさ)はより確かなものになるといいます。

また、ロールフルネスを高めるための実践として、加藤先生は「『ありがとう』という言葉を大切にすること」を挙げました。感謝を言葉にして伝えることが、自分にも相手にもポジティブな影響をもたらします。「まずは挨拶から始めてみると良い」と、身近な行動の中でできる第一歩を示しました。

第2部 私とロールフルネス

第2部では、「私とロールフルネス」をテーマに、加藤先生ご自身の経験が語られました。

あるアニメーション作品をきっかけに大学教員に憧れを抱いたという加藤先生。実際に教員として働くようになると、理想と現実の間にある「役割のギャップ」を感じたといいます。現代社会では、誰もが多くの役割を担い、その重さにとらわれてしまうことも少なくありません。

加藤先生は、「役割に責任を感じすぎると、逃げ出したくなることもある」と語りながら、役割を見つめ直す大切さを説きました。重要なのは、日々の中で自分が大切にしたい役割に気づき、その役割を通して感じる気持ちや生きがいを大事にすることです。

「役割=責任?成果」という考え方から、「役割=生きがい」へと視点を転換することが、ロールフルネスを高める鍵になると締めくくりました。

今回の講演を通じて、私たちが日常の中で果たすさまざまな役割を前向きにとらえ、心の豊かさにつなげていくヒントを得ることができました。